年少組に、真夏のサンタさんがやってきた!
久しぶりに暑い夏が戻ってきました。雨が続いて室内遊びしかできなかった年少組の子ども達は、空の青さに吸い寄せられるように喜んで園外保育に出かけました。
予想以上の暑さに熱中症を心配した先生方は、当初予定していた生涯学習センター付近での松ぼっくり拾いを取りやめ、急遽短縮したコースで松ぼっくり拾いをすることにしました。
大きな松の木の下には、あるわあるわ、大きい松ぼっくりがたくさん落ちているではありませんか。見つけた子ども達は大喜び。次々に拾い集めては、担任の先生のビニル袋に運び入れていました。
でも、少し変です。木の上を見たら、大きな松の木の枝に鈴なりになっているのは小さくてかわいい松ぼっくり。それなのに子ども達が拾っているのは大きくて立派な松ぼっくりばかり。
「どうしたんですか?」とびっくりしている私に、そっと教えてくれたのは担任の先生。なんと、土門先生が、大きな松ぼっくりを先にまいていてくれていたというではありませんか。この暑さでも、園外散歩を楽しみにしている子ども達をがっかりさせまいと、急ぎ吹浦キャンプ場に行って拾ってきたというのです。
なんという親心、そして、なんというチームプレーでしょう。まるで真夏のサンタさんみたいですね。
だから、この話はナイショにお願いいたします。