春は、もうすぐそこに
一日入園、クラス発表、お祝いの日、卒園準備と春を待つ子ども達の胸は希望でいっぱいです。そんな子ども達を、おすまし顔のお雛様がそっと見守っていらっしゃいます。毎年、絵本の部屋に飾らせていただく立派なお雛様は、昭和53年3月3日、佐藤周一様よりご寄贈いただいたものです。子ども達はお屠蘇がわりにカルピスをいただき、今年も素敵なお雛祭りを楽しみました。
頑張る力の根っこは、「くう」「ねる」「あそぶ」
小学校入学を前にしたお母さん達とお話しする機会がありました。朝の支度は間に合うかしら、小学校のお勉強についていけるかしら、お友達と上手にかかわっていけるかしら・・・等々、新しいことには不安や気がかりはつきものです。でも、大概のことは大丈夫です。乗り切れるものです。そのために、今頑張ってほしいことがあります。それは、「躍動、早寝、早起き、朝ご飯」の規則正しい生活を“習慣にする”ことです。「くう」「ねる」「あそぶ」は、勉強はもちろん、頑張る力すべての土台になります。
お母さん達のお話をお聞きするうちに、お子さんの頑張りもたくさんお聞きすることができました。ひらがなよりも漢字に興味がある話。上手にリラックスしている話。絵本の「しょうがっこうがだいすき」を見てお父さん相手にお勉強を始めている話・・・等々。話をするって、素敵ですね。不安や悩みを吹き飛ばす力になります。進級や入学を控え心配なことがありましたら、担任や職員にどうぞお気軽に声をおかけください。
「やりたい!」がエネルギー!
年長さんに限らず、杉の子幼稚園は子ども達の「やりたい!」を大切にしています。「自分で靴下を履きたい」「自分で服をたたみたい」「箸でご飯が食べたい」等々。ついつい大人が手助けしてしまいがちですが、園の先生たちは「自分で『やりたい』は、やる気のある証拠。素晴らしい!」と、じっくり子ども達の「やりたい!」を見守り笑顔で励ましています。先生たちが待つことができるのは、子ども達の一生懸命な顔が素敵だから、そして、できた時の満面の笑顔が見たいから。そこで得られた達成感は大きな自信となり、新たなチャレンジが始まるのです。希望の春は、もうすぐです。